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インフラマネジメント”足すテナビリティ” 概要・内容

新しい道路インフラマネジメントシステムの構築を目的として、令和5年4月に「インフラマネジメント”足すテナビリティ(注1)“共同研究部門」を東北大学大学院工学研究科に開設いたしました。

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研究概要

社会におけるニーズの多様化を背景として、様々な人や機能に対応するスマートインフラマネジメント(注2)が注目されてきています。一方で、高度経済成長期等に整備されたインフラの老朽化が進行しており、施設管理者である官公庁の予算や人員の減少とともに、インフラマネジメントの在り方が社会的課題となっています。

東北大学大学院工学研究科インフラ・マネジメント研究センター(以下、「インフラ・マネジメント研究センター」)とニチレキ株式会社(以下、「ニチレキ」)は、新しい道路インフラマネジメントシステムの構築を目的として、令和5年4月に「インフラマネジメント“足すテナビリティ”共同研究部門」(以下、「本共同研究部門」)を東北大学大学院工学研究科に開設致しました。

本共同研究部門では、道路を対象として、インフラ・マネジメント研究センターのデータサイエンスを中心とする情報処理のノウハウと、ニチレキの舗装材料開発や道路診断等の先端技術を活用した新しい道路インフラマネジメントシステムの構築を行います。さらに、構築したシステムを道路管理者のインフラ維持管理業務に導入するための実証を行い、より実効性の高いシステムとなるようブラッシュアップを図ります。道路管理実務への導入実証については、インフラ・マネジメント研究センターが構築した「東北インフラ・マネジメント・プラットフォーム(注3)」を活用します。

スマートインフラマネジメントに対応したデータ活用と舗装の診断・措置技術により、道路管理者(官公庁)の業務負担軽減と、利用者(市民)の安全性・利便性の向上が期待されます。


〈用語解説〉

(注1)足すテナビリティ:
長寿命やリサイクルなどのさらなる性能・機能を「プラス」したニチレキ独自の「サステナビリティ」のこと。

(注2)スマートインフラマネジメント:
インフラ・建築物の老朽化が進む中で、デジタルデータにより設計から施工、点検、補修まで一体的な管理を行い、持続可能で魅力ある国土・都市・地域づくりを推進すること。(内閣府_SIP第3期「スマートインフラマネジメントシステムの構築」より)

(注3)東北インフラ・マネジメント・プラットフォーム(TIMP):
産学官をネットワーク化し、研究開発された知識や技術を合わせて改良することで、社会実装につなげることを目的としたプラットフォーム。産学官それぞれのリソースを循環させ、地域活性化につなげる。各組織が持つ知識・ニーズ・場・人材が集結したワンストップでの活動が可能なゲートウェイ。
TIMPの詳細ページはこちら

研究内容

・産学連携体制のもと、スマートインフラマネジメントに対応したデータ活用と舗装の診断・措置技術に関する研究を行います。

・データサイエンスの情報処理技術と舗装の創造技術の両輪で、道路管理者(官公庁等)の業務負担軽減と、道路利用者(市民)の安全性・利便性の向上を目指します。

参画企業

ニチレキ株式会社

お問合せ 

                   

新着情報

2023年10月27日共同研究部門<インフラマネジメント足すテナビリティ>

地域住民参加型の実証実験を行いました

2023年04月03日共同研究部門<インフラマネジメント足すテナビリティ>

インフラマネジメント”足すテナビリティ”共同研究部門を開設しました

                   

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